✅ この記事で解決できること
Meta広告(Facebook/Instagram広告)で発生するあらゆるエラーの原因と対処法を、カテゴリ別に網羅的に確認できます。エラーコードの意味、具体的な解決手順、再発防止策までこの1記事で完結します。
🎯 こんな人に最適です
- Meta広告でエラーが出たが、原因が分からず困っている方
- エラーコードの意味と具体的な対処法を即座に知りたい広告運用者
- 広告が配信されない・審査に落ちる・支払いエラーが出るなどのトラブルに直面している方
- エラー対応のリファレンスとして手元に置いておきたい広告代理店の担当者
🔧 必要な環境・前提
- Meta広告マネージャーへのアクセス権限
- ビジネスマネージャの管理者権限(一部の対処に必要)
- 所要時間:エラー該当箇所のみ参照で 約3〜5分
エラー種別 早見表(該当箇所へジャンプ)
まず症状からエラーの種類を特定する。該当するカテゴリの項目を参照すること。
| # | エラーカテゴリ | 主な症状 |
|---|---|---|
| 1 | 広告審査エラー | 「広告が却下されました」「不承認」と表示される |
| 2 | 配信制限・配信されない | インプレッションが0、「配信が制限されています」と表示される |
| 3 | 支払い・決済エラー | 「支払いが承認されませんでした」「お支払い方法を追加してください」 |
| 4 | アカウント停止 | 広告アカウントが無効化され、配信・出稿が一切できない |
| 5 | 広告マネージャーのシステムエラー | 「エラー (#1860014)」等の番号付きエラー、保存できない、公開できない |
| 6 | 配置・クリエイティブ表示の問題 | 特定配置に偏る、ストーリーズで画像が切れる、動画がアップロードできない |
| 7 | カタログ連携エラー | 商品が反映されない、フィードエラー、マッチ率が低い |
| 8 | ピクセル・トラッキングエラー | コンバージョンが計測されない、イベント未発火、重複計測 |
1. 広告審査エラー(ポリシー違反による却下)
広告内容がMetaの広告ポリシーに違反すると「広告が却下されました」と表示され、配信停止になる。
主なエラーコードと対処法
| エラーコード | メッセージ・原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 2001 | 「広告が審査に不合格」 誤解を招く表現、誇大な文言 | 広告テキスト・画像を広告ポリシーに沿った事実ベースの表現に修正。「絶対」「100%」「必ず」等の断定表現を除去。修正後に再審査を依頼 |
| 2010 | 「医療・健康に関する表現制限」 サプリ・医療用品の効能保証 | 効能保証の表現を削除し、ユーザー体験談程度の控えめな表現に変更。修正後に再提出 |
| 2020 | 「禁止コンテンツが含まれている」 ギャンブル、アルコール、成人向け | 該当コンテンツを広告から削除。ポリシーに沿った代替表現に変更後、広告を再作成・提出 |
| 2490468 | 「広告が却下され無効化されました」 | 内容を修正した上で新規に広告を作成する必要がある(既存広告の再有効化は不可) |
審査に時間がかかりすぎる場合
| 状況 | 対処法 |
|---|---|
| 通常の審査期間 | 約24時間以内に完了する。まずは24〜48時間待つ |
| 48時間以上経過しても審査中 | 広告を一度複製して新規作成し直すことで再審査を促す。それでも改善しなければビジネスサポートに問い合わせ |
| 予防策 | 重要キャンペーンは余裕を持って早めに入稿する。ポリシー抵触しそうな微妙な表現は事前に避ける |
「特別な広告カテゴリ」設定後に公開できない場合
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 症状 | 信用・雇用・住宅等の特別カテゴリ設定後、カスタムオーディエンスが制限され「公開できません」エラーが消えない |
| 原因 | 一度でもカテゴリ制限対象の設定を保存すると、内部に不適切な設定が残留する不具合 |
| 対処法 | 問題の広告セットを新規に作成し直す。新しい広告セットで初めから制限対象の設定を一切含めず組み直せば正常に公開できる |
⚠️
注意:違反を繰り返すとアカウント全体の健全性スコアが低下し、最悪アカウント停止に至る。公式の広告ポリシーを日頃から把握し、出稿前のチェックを徹底すること。
2. 配信制限・広告が配信されない
設定ミスや条件不備により、広告が配信されない・インプレッションが0のままになる状態。
エラーコード別の対処法
| エラーコード | メッセージ・原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 3001 | 「配信対象がゼロです」 ターゲット条件が厳しすぎる | 地域を拡大、年齢幅を拡張、詳細ターゲットを緩和する。類似オーディエンス(LLA)の活用も有効 |
| 3010 | 「予算不足です」 日予算や入札が低すぎる | 日予算・入札額をシステム最低要件以上に引き上げる。入札戦略を自動に変更することも検討 |
| 3020 | 「広告セットが重複しています」 類似ターゲットの広告セットが競合 | 広告セットの設定を整理・統合し、重複したオーディエンスの除外設定を行う |
エラーコードなしで配信されない場合のチェックリスト
| ✅ | 確認項目 | 対処法 |
|---|---|---|
| □ | 広告の審査ステータス | 審査中→通過まで待機。不承認→修正後に再申請 |
| □ | 予算・入札額 | 極端に低すぎないか確認し、適正値に調整 |
| □ | ターゲットの広さ | オーディエンスが狭すぎないか確認。条件を緩和or類似拡張を使用 |
| □ | 配信スケジュール | 開始日が未来日、終了日が過去日になっていないか |
| □ | 支払い設定 | カードの有効期限切れや請求上限到達がないか |
| □ | Meta側のシステム障害 | 上記すべて問題ないなら、Meta側の障害の可能性。公式発表やSNSで情報を確認 |
3. 支払い・決済エラー
クレジットカードの不備や決済失敗により、広告配信が停止されるエラー。
| エラーコード | メッセージ・原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 1001 | 「支払い方法が登録されていません」 | ビジネスマネージャの支払い設定でクレジットカードやPayPalを追加・更新。請求先住所を正確に入力。カード有効期限切れなら新しいカードに更新 |
| 1020 | 「請求限度額を超過しました」 | Facebook広告の請求限度額を引き上げるか、手動で支払いを行いリセット。予算設定で消化ペースを調整 |
| コードなし | 「お支払いが承認されませんでした」 | 以下を順に確認: ① デビット/プリペイドカード→別のクレジットカードに変更 ② カード会社が不正利用検知でブロック→会社に一時ロック解除を依頼 ③ 登録情報の不一致(名前・住所・郵便番号)→正確な情報に修正 |
💡
裏技:何度試しても決済が通らない場合、一度「100円」だけの少額決済を試すと承認が通り、その後通常の満額決済ができるケースがある。24時間待って再試行するか、別の支払い手段(他カード/PayPal)を試すことも有効。
4. アカウント停止(広告アカウントの無効化)
広告アカウントが突然停止され、配信・出稿が一切できなくなる事態。
| 原因 | 対処法 |
|---|---|
| 急激なアクティビティ変化 短期間で異常な広告作成・予算増額 | サポートに連絡してレビューをリクエスト。正当な利用である説明と予算計画を共有 |
| 支払い情報の不備 カード無効・未払い残高あり | カード情報と請求履歴を再確認。未解決の支払いを清算すればアカウントが復旧する可能性あり |
| 重度のポリシー違反広告 禁止商品・差別的表現 | 問題の広告を即座に削除。「アカウント品質」画面で違反内容を確認し、異議申し立ての手続きを行う |
アカウント停止時の復旧手順
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | Facebookからのメール、またはビジネスサポートの「アカウント品質」ページで停止理由を確認 |
| 2 | 写真付きIDの提出など本人確認プロセスが求められたら速やかに対応 |
| 3 | 「アカウント品質」画面から異議申し立てを送信(「違反が解消した」ことをアピール) |
| 4 | 数日〜数週間で審査結果が通知される。問題なければアカウント再開 |
⚠️
予防策:日頃からポリシー遵守・二要素認証の設定・健全な運用履歴の維持を心がけること。エラーコード1010(アカウント停止中)が表示される場合は公式サポートへの問い合わせが必須。
5. 広告マネージャーのシステムエラー
広告マネージャーでの設定・編集時に発生するエラー。ユーザー設定ではなく、権限・規約・仕様に起因するケースが多い。
| エラーコード | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| #1860014 | リード獲得広告の利用規約に未同意 | Lead Ads利用規約ページで規約に同意し、広告マネージャーに戻って操作を再試行 |
| #1870090 #1870092 | カスタムオーディエンス利用規約/ビジネスツール規約への同意不足 | ビジネスマネージャの設定画面またはポップアップから該当する利用規約に同意 |
| #1487831 | 商品カタログの読み込み失敗 「存在しないかアクセス権がありません」 | カタログが正しいビジネスアカウントに紐付いているか確認。権限のあるユーザーで再ログインし、アクセス権を修正 |
| コードなし | 「不明なエラーが発生しました」 Meta側の一時的な不具合 | ブラウザのキャッシュクリア→別ブラウザで再試行→アカウント再ログイン→問題のキャンペーンを複製して再作成 |
広告が「保存できない」「編集できない」場合
| 原因 | 対処法 |
|---|---|
| 広告が審査中/制限中 | レビュー中は一時編集不可。審査通過まで待機 |
| 終了済みキャンペーン配下 | 終了済みキャンペーンの広告は編集不可。広告を複製して新しいキャンペーンで再作成 |
| ユーザー権限不足 | 「アナリスト」権限では編集不可。ビジネス管理者に編集権限の付与を依頼 |
| 配信開始後の内部ロック | 大幅な変更は新規広告の作成が必要。小さな変更でも再審査が走り一時停止する場合あり |
| ブラウザ/システム不具合 | キャッシュクリア→別ブラウザ→アプリ最新版へ更新→時間を置いて再試行 |
6. 配置・クリエイティブ表示の問題
特定の配置に偏って配信される
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原因 | 自動最適化により、最も成果の高い配置に予算が集中する仕様 |
| 対処法 | 特定配置で露出を確保したい場合、「手動配置」で別の広告セットを作成する(例:Instagramのみの広告セット)。成果の悪い配置を除外して予算配分を是正する手法も有効 |
| 推奨手順 | まず自動配置で1〜2週間データ収集→極端に成果の悪い面があれば除外する段階的最適化 |
ストーリーズ等で画像が切れる・表示が乱れる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原因 | 「フレキシブルなメディア」機能がデフォルトONのため、配置別素材を指定していても無視され、AIがリサイズした素材が表示される |
| 対処法 | 広告作成画面で「フレキシブルなメディア」機能をOFFにする。ストーリーズ/リールには推奨9:16の素材を別途用意。入稿前に配置別プレビューを必ず確認 |
動画がアップロードできない
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 推奨形式 | MP4 または MOV(H.264コーデック) |
| サイズ上限 | 4GB以下。4K長尺動画はフルHDに圧縮 |
| よくある罠 | アップロードダイアログで「写真」タブが選択状態→「動画」タブに切り替えてからファイルを選択する |
| それでも失敗する場合 | ファイル名を半角英数字に変更→ブラウザを変更→メディアライブラリに先にアップロードしてから広告で呼び出す |
7. カタログ連携エラー(商品フィード・コマース連携)
ECサイトの商品データをMetaのカタログ機能と連携する際のエラー。コマースマネージャの「問題」タブでエラー種別を確認する。
データフィードの主なエラーと対処法
| エラー種別 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| ポリシー違反 | 禁止商品(タバコ・武器等)や誇大な商品説明 | データフィードを修正し、再審査をリクエスト |
| 在庫切れ | 在庫情報が「out of stock」 | 在庫ステータスを「in stock」に更新すれば自動的に再開 |
| 画像が未追加・無効 | 画像未登録、URL切れ、低解像度 | 500x500px以上の画像を用意し、有効なURLを設定。テキスト比率が高い画像も差し替え |
| リンク切れ | 商品ページのURLが404 | データフィードのlink項目を正しいURLに修正。ページが存在しない場合は商品を一旦削除 |
| 通貨が不一致 | 通貨コードがターゲット地域と不一致 | 各商品のcurrency属性を適切な通貨(JPY等)に修正 |
| 必須項目の欠落 | id, title, price等が未入力 | フィードのフォーマットを見直し、必須項目をすべて入力。特にID・リンク・価格は必須 |
マッチ率が低い(動的リターゲティングが機能しない)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原因 | ピクセルのcontent_idとカタログの商品IDが不一致 |
| 対処法 | ピクセルのViewContentイベントで送信されるcontent_idsの値を、カタログのid列と完全一致させる(大文字小文字・ハイフン含む) |
| 目安 | マッチ率は60〜80%以上が望ましい |
8. ピクセル・トラッキングエラー
Metaピクセルの設置ミスやコンバージョン計測の不備に関するエラー。
ピクセル設置・イベント発火の問題
| エラー | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| ピクセルコードの二重設置 | 同一ページにピクセルが複数回設置され、1回のアクションが重複計測される | 各ページにピクセルコードは一度だけ挿入。GTMと直接埋め込みを併用している場合は二重実装に注意 |
| イベントが発火していない | コードが正しい箇所に埋め込まれていない、条件分岐で発火しない | Meta Pixel Helper(Chrome拡張)でリアルタイム確認。トリガー条件を調整し、テストイベント機能で検証 |
| ピクセルIDが無効 | 設置したIDがFacebook側で認識されない | イベントマネージャでピクセルIDを再取得し、サイト内のIDを正しいものに置き換え |
| パラメーター形式エラー | valueに文字列を渡すなど、データ型が不適切 | 標準イベント仕様に従い正しいデータ型で渡す。通貨は3桁ISOコード(JPY等)、金額は数値型 |
トラッキング全般の問題
| 問題 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| ドメイン未認証 | iOS14以降、ドメイン認証なしではイベントデータの受信が制限される | ビジネススイート>ブランドセーフティ>ドメインで自社ドメインを追加。HTMLファイル設置/Metaタグ/DNSレコードのいずれかで認証完了 |
| AEMイベント優先度の未設定 | 計測したいイベントが最適化に使われていない | イベント管理でドメインごとに8件までの優先イベントを設定。主要コンバージョンイベントを上位に設定 |
| CAPI とピクセルの不整合 | value/currencyの不一致で警告が出る、重複計測が発生 | 送信パラメータを統一。一意のevent_idを実装して重複排除。テストイベント機能やPixel Helperで二重送信されていないか検証 |
| コンバージョンイベントが選択できない | ドメイン認証とAEM設定が未完了 | ドメイン認証を完了→AEM設定で対象イベントを8件に含める→最大48時間で反映されるため時間を置いて再選択 |
⚠️
注意:ピクセル・トラッキングのエラーは放置すると最適化に大きな影響を及ぼす。導入時のチェックリストを作成し、「ページビューが異常に多くカウントされていないか」「コンバージョンが全く計測されていないページはないか」を定期確認すること。
エラー対応 総合チェックリスト
エラー発生時に順番に確認する。
| ✅ | 確認項目 | 確認方法 |
|---|---|---|
| □ | エラーコードの有無 | 広告マネージャの「審査結果」「配信」タブでエラーコードとメッセージを確認。本記事のコード表と照合 |
| □ | アカウント品質 | ビジネスサポートの「アカウント品質」ページで違反や警告がないか |
| □ | 支払い状況 | 支払い設定でカード有効期限、未払い、請求上限を確認 |
| □ | イベントマネージャの警告 | 「診断」タブでピクセル/CAPI関連のエラー・警告がないか |
| □ | カタログの「問題」タブ | コマースマネージャでフィードエラーがないか |
| □ | 配信レポートの数値 | インプレッション、CPA、CVR等に異常値がないか |
| □ | Meta側のシステム障害 | 上記すべて問題なければ、公式発表やSNS(@Facebook_bug等)で障害情報を確認 |
以上がMeta広告で発生する主要エラーの一覧と対処法です。
エラーコードが表示される場合はコード内容を記録し分類(支払い系/ポリシー系/配信設定系/技術系)することで、迅速に原因を特定できます。
日頃からアカウント品質タブ・イベントマネージャの警告・配信レポートの数値に目を配り、異常の兆候を見逃さないことが最大の予防策です。
